『床屋の発祥』
床屋は鎌倉時代の山口県が発祥であるとされていて、江戸時代に入る頃には、床屋の技術を持って店を開業する人が増えていきました。
江戸時代のおしゃれな男性の髪型を整え、明治時代の新しい時代にあった洋風のヘアスタルも作り、主に男性たちの髪型を支えて、社交の場となってきたのが床屋なのです。
『床屋の語源』
「床屋」の語源は複雑で、どうも「床(とこ/ゆか)」→「床店(とこみせ)」→「髪結床(かみゆいどこ)」→「床屋」
という変遷を辿ってきたようです。
江戸時代、橋詰めなどに出された出店や商売をするためだけに構えられた店は、板や竹を組んで簡易な「床」を設けていたことから、「床店」と呼ばれました。そして、その中でも髪を結うための床店を特に「髪結床」と言い、それがそのうち、ただ単に「床屋」と言われるようになったのです。
『床屋さんはお医者さんだった??』その1
中世時代のヨーロッパでは、カミソリで手の静脈を何か所か切って身体の中にある悪い血を外に出すということが、一種の病気に対する有効な治療方法でありました。
この治療を行っていたのは、理髪外科医と呼ばれる人で、外科医師と床屋を兼ねていたのです。
その名残として、昔は床屋さんも白衣を着て、散髪を行っていたのだとか・・・
『床屋さんはお医者さんだった??』その2
昔、床屋さんがお医者さんだった名残がもうひとつ!
床屋のトレードマーク【サインポール】です。
店先でクルクル回っている床屋の象徴!この3色には意味があるのです。
赤=動脈 青=静脈 白=包帯 からきているのだとか!
知っていましたか?
『ヒゲのお手入れの豆知識』
みなさんは、ヒゲのお手入れどうしていますか?
最近は、若い方もヒゲを伸ばして楽しんでいる方を多く見かけるようになりました。
しかし、「どのように手入れしていいかわからない」、
「一歩間違うと、無精ヒゲにみられがち」等、悩みはさまざま・・・ そのお手入れ方法をご紹介します。
準備するものは3つ!
①バリカン ②ハサミ ③櫛
あまり長くしたくない方は、バリカンのみでOK!
初心者ならバリカンの刃の厚さは、6ミリからが無難です。
少し器用な方は、本格的にハサミと櫛を使ってみるのもいいですよ。 整え方は、下からすくい上げるように切っていけば間違いなし! 最初は難しいかもしれませんが、練習していくうちに上手くなります。
若い方から年配の方もお洒落でダンディーな男を目指して!
『地肌のお話』
抜け毛、薄毛の原因は地肌にあることご存知ですか?
地肌って意外と大事なんです。
自分に合った地肌解消法を見つけてみましょう。
◆ぎとぎと地肌になる原因
ぎとぎと地肌になる原因は、脂ものの摂りすぎや甘いものの摂りすぎによる皮脂量の増加にあります。
また、紫外線を浴びた皮脂が過酸化脂質に変化し、毛穴にこびりつき、髪が成長を妨げてしまうため、薄毛、抜け毛の原因となります。 毎日同じ分け目をつけている人は、分け目から抜け毛が増えることがあります。
【ぎとぎと地肌解消法】
正しいシャンプーをすること。
1.お風呂では頭を最後に洗う。(温まって毛穴が開き、皮脂がとれやすくなる)
2.生え際から頭頂部に向かって洗う。(毛の流れに逆らって洗うと毛穴に指が届きやすい)
注意するポイント!
頭皮を傷つけないよう指の腹で洗うこと。
◆ひえひえ地肌の原因
長時間冷房環境で過ごすこと。
冷房による冷えで体の末端である頭頂部の血行が悪くなり、頭皮が血行不良になる。
歯の不調
歯のかみ合わせが悪いことや歯ぎしりで頭頂部への血流低下が起こる。
【ひえひえ地肌解消法】
1.頭皮血流アップマッサージ
親指の腹を耳の前側に、残りの指を頭頂部に置き、すべての指を後頭部に向けて引っ張るようにスライドさせる。
朝晩5回ずつ行ってください。
あなたは『床屋?』『散髪屋?』
どうして呼び名が違っているのでしょうか?
地域によってはっきりと呼び名が区別されているというわけではない地域があるものの、大まかには、関東から北の地域では床屋、関西から南の地域では散髪屋と呼ばれていることが多いようです。
床屋の歴史では、床屋が始まった当初は全国どこでも床屋と呼ばれていたようですが、散髪という言葉が聞かれ始めたのは、明治維新を迎えたころのことのようです。
当時は「散髪頭」であることが、いち早く新しい時代に乗ったものの象徴であったので、散髪という言葉が新鮮で、床屋と呼ばずに散髪屋と呼ぶことが洋風であったのです。
たかが髪型ではなく、この時代では髪型を整えるということは、文明開化の波に乗っているのと同じであるくらい重要だったので、散髪をしてきたと言うことが流行に乗っていることを示していることになったのです。
『理髪店の休業日は、なぜ月曜日?』
北海道や茨城などのいくつかの都道府県を除き、
理髪店のほとんどが月曜定休となっています。
では、そもそも理容業界の定休日って、誰がどうやって
決めたのでしょうか?
理容業界の定休日が月曜日である背景には、
戦前から戦後にかけて実施された休電日の影響があったようです。
休電日とは、渇水や石炭不足で深刻な電力不足に陥った戦時下において定められた、電力供給をストップさせた日のこと。 それが、主に月曜だったため、理容業界でも店を閉めざるを得なかったというわけです。
当時の名残が、今でも残っていたとは、少々驚きです。